2012年04月20日

2代目のマイカーはBMW

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4月10日にマイカーが納車された。学生時代に乗っていたアコードワゴンに続く2代目だ。車は「BMW E90 323i エナジーコンプリートカー」だ。色はスパークリンググラファイト。黒とグレーの間の色で、光の当たり方によってグレーにも黒にも見える、見た目の変わる色だ。候補の車はトヨタの86とBMWのどっちにしようか迷ったけど、いろいろ考えてBMWのほうにした。早速あちこちでかけたけど、国産車とは違う走りに驚くとともに楽しんでいる。当分走りに弄りに熱が冷めなさそうだ。

BMWを買うにあたり、関東の店も何件か回った。安い外車の中古を買って故障だらけ・・・なんて話をよく聞くので、どこも雑誌で紹介されているような有名なBMW専門店ばかりを選んで行った。まぁディーラーで買っても29万円やったから結局故障だらけ・・・ってことはあのアコードワゴンで重々承知してるので、今回はちょっと学習して車を選んだ。

いろいろな店を回って思ったことは、国産車と違ってBMWは店員さんも熱烈なファンであるということ。そもそも万人受けするトヨタやフォードのような作り方をしていないので、熱烈なファンがつきやすいのだろう。どの店員さんもBMWの良さを語る、語る、語る。で、いろいろ回った末、最終的に大阪の松原市にある店に決まった。大阪だからという理由もあるけど、単純にここのが良かったからだ。

ここは状態の良いディーラー車をベースに、全て国産の自社ブランドの新品のパーツでドレスアップやチューニングを施し、コンプリートカーとして販売している。それらのパーツを全部合わせると100万円を超える。さらに工賃を含めると200万円を超える。これらが原価同然の値段で取り付けられているらしいから、もうお買い得もいいところ。世界に1台だけの車が欲しいとか、自分で一から弄る楽しみは薄れるが、完成度の高いものが安く買えるのがGoodだ。例えば4本出しのマフラーの形状に合わせて、エアロを専用設計しているという具合だ。これをワンオフで作ると、それだけでウン十万円するだろう。基本は完成しているので、後は細かいところをイジっていこうと思っている。

この店は雑誌にも度々紹介されていて、かなり評判も良いようだ。HPで車を見て、現車確認をせずに購入する人もいるほどだ。実際に店に行ってみると、どの車も新車のように状態がよいことに驚いた。エクステリアは磨けばいくらでもキレイになるけど、車内の使用感はそんなに簡単には消せない。ところが低走行車しか扱っていないのもあってか、どれもキレイな状態だった。中古車というと、ある程度汚れたり傷んでいるのを承知で買うもので、その程度を現車確認して買うものだと思うけど、その必要がないと思うほど良いベース車のみを寄っているようだ。

それを見た私は、後日欲しい車の条件と予算を言って注文することにした。東京から大阪に戻るのもあれなので、現車確認なしで注文することにした。それで探してもらったのだけど、やはり寄っているからかなかなか車が見つからない。見つかっても状態が良すぎて、オークションで競りが殺到して落とせずとかで。それに元々注文してた予算も条件から言うと低めで、やろうと思っていたオールペイントもできない予算だった。ちなみにその時に希望してたモデルは、E46のモデル末期だった。

しばらく連絡がなかったころに電話がかかってきて、やはり苦戦していますと言いながら、希望とは違うけど3年前に販売したE90の下取り車が入ってきたとのこと。モデルは希望にマッチしないけど、それ以外は希望の条件にかなり近い。下取り車なのでパーツは全て中古になってしまうけど、予算的にE46しか買えないと思ってたのに、これだとE90が予算内に収まる。46しか考えてなかったねんなーと思いながらもiPadでHPを見てみると・・・いやー、世の中いいことがあるもんですねー。あんなにビビッと来たのは久しぶり。気がついたらその場でその車を注文してた。なんだかんだであの値段で90はお買い得としか言いようが無い。コンプリートカーと言うだけでお得なのに、その中古でさらにお得。しかも飛び石が増えて1ヶ月前にエアロを新調したらしくて、中古でもエアロはほぼ新品だ。その後、HPには30分で売約と紹介されていた。

実際この店で買ってみて、雑誌や口コミの評判通りかなりいい店だった。車の条件があーだのこーだの、仕事の都合で納車を極限まで早めてくれだの、いろいろうるさいことを言ったけど、うーんと唸りながらも出来るだけ努力しますと言って毎回希望に応じるよう努力して頂いた。納車時の説明も時間をかけて整備の説明等もめっちゃ丁寧で、ディーラーとも比較にならないほど親切丁寧だった。一概にディーラーの方が確実とは言うけれど、そうでなくてもいい所もやっぱりあるんやなーと思わずにはいられない。

納車してからはじめてのドライブは、2年ぶりの西はりま天文台。早速高速走行したけど、それはもう楽しいの一言。BMWでよく言われる「レールの上を走っている感覚」や6気筒の「シルクのような滑らかさ」が本当にその言葉通り。この「駆け抜ける歓び」は、国産車ではなかなか味わえないだろう。BMW乗りが国産車に乗り換えても、またBMWに戻ってくるという理由も納得だ。
車に全く興味がなくて軽を買ってしまうほどの母親も、BMWの良さをちょっと走っただけで実感できたようだ。普段助手席で早くブレーキを踏めとギャーギャー言ってくるのに、いつまでもアクセルを踏んでいたくなると言って踏み込むのには、ただただ驚いた。発進すればお〜と言い、コーナーを曲がればお〜と言う。車好きならまだしも、車に興味のない人をも唸らせるほどBMWは魅力のある車だと思う。これはもう運転して体感しないと分からないだろう。

帰りに東京まで運転して帰ったけど、安定して走行できるので疲れ知らずだ。ボディサイズが大きいなら安定して当たり前だけど、このモデルは乗ってた現行ストリームより全長が5cm短い。このボディサイズであの安定した走りはすごいの一言。足の違いや、前後の重量バランスが50:50なのも大きな要因だろう。いずれにせよ、良い車だ。

今までの車選びは人を5人乗せた上で、望遠鏡とかの機材を乗せれることを想定して選んでいた。HR-Vからストリームに乗り換えた理由も、機材が乗らないからだった。学生の頃はみんなでワイワイ星を見に行くことが多かったからだ。しかし社会人になり、みんなでワイワイ出かけることもなくなった。なのでそこまで収納に拘る理由もなくなり、走りを求めてセダンを選ぶことにした。セカンドカーを持たずにこの手の車を買えるのは、今のうちか老後だろう。86が候補にあがったのもそういう理由だ。

BMWを購入すると言うと、そんな燃費の悪い車を・・・と言われるけど、実際はどうだろうか?市街地では排気量相当だけど、高速走行ではバンバン飛ばしてもリッター12kmをキープしている。アウトバーンの走りに設計しているのもあると思うけど、私の運転では1800ccの現行ストリームより、2500ccのBMWの方が高速では燃費が良い。大阪ー東京間を給油なしで走行できるどころか、まだ4分の1ほどガソリンが残っている。国産車の下手なうたい文句のエコカーよりよっぽど低燃費だ。車は何に乗るかではなく、どう乗るか、とは言ったもんだ。(そう言えばTopGearでも、サーキット走行すればプリウスよりBMW M3の方が燃費が良いとやってた。)

BMWの良さは走ってすぐに分かったけど、本当の意味での良さが分かるにはまだまだ時間がかかるだろう。国産車と違ってドイツ車は頑丈に作られているので、末永く乗れるはずだ。せっかくいい車を買ったから、今からさらに10年間は大切にメンテナンスしながら乗り続けようと思っている。若くしていい車を・・・とか言わせないように、お値段以上に価値のある愛車にしようと思っている。


ここで買った。
▼Garage EVE.RYN【BMW専門店】
http://www.everyn.com/



▼フロント
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▼リア
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▼LEDクリアテール。高輝度LEDナンバー。
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▼マフラーは4本出し。ブォ〜ンと重低音が響く、心地良いサウンド。
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▼ライトらへん。無点灯。
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▼ホワイトのイカリング。下のライトの外側は、HIDフォグランプ。内側はエンジンと連動の高輝度SMDデイライト。全部社外品。
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▼インテリア。純正ウッド。
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▼足回り。ダウンサス。エブリンオリジナルの19インチアルミホイール。本当は各色無料で選べるけど、中古なのでこの色。単品では4本で30万円。2ピースであれば本来は差額の10万円の追加料金。
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▼エンジン。F1でも使われている、アルミより軽いマグネシムカバー。
形式:N52B25A
排気量:2500cc
種類:直列6気筒DOHC
出力:177ps/5800rpm
トルク:23.5kg・m/3500〜5000rpm
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▼おまけ。
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▼最新号の「D-Style Vol.4」にも紹介されている。これの色違い。
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2012年04月06日

上野公園の桜2012

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今年も桜の季節がやってきた。ちょうど1年前にもこの上野公園で桜を見た。就職して、東京に来てからあれよあれよと早くも1年の月日が経ち、桜を見ながら1年前のことを思い出していた。1年前は震災の直後とあり、花見自粛の看板がいたるところにあったが、今年は通常通りの花見に戻ったようだ。

今年は寒い影響もあってか、桜はまだ七部咲き程度。満開ではないけど、次の休みに行ける頃には葉っぱが生えてそうなので、何気にこれが始めで最後のチャンスだった。だけどこうやってみるとまるで満開。本当の満開であればさらに迫力があるだろうけど、これで十分と言えば十分なほどの見応えだ。平日の昼間だったけど、桜の下では花見客が花見をしており、「平日なのになんでこんなに人がいるんだろう...」というボヤキを何度も聞くほど人で溢れかえっていた。上野公園の桜の有名さがよく表れていると思う。

今年も桜の木に猫がいた他、屋台も沢山出店していた。あれだけ桜並木が続くと爽快としか言いようがない。転勤になってなければ、来年も来たいと思う。

そして上野公園に来た一番の目的は、もうすぐ1年間のフリーパスチケットが切れる国立科学博物館に行くためだった。目的は今回の特別展である「インカ帝国展」。マチュピチュ発見から100年らしい。インカ帝国は文字や車輪も持たなかったのに高度な技術を持っていたらしい。それらの技術や道具、ミイラなどが展示されていて、かなり良かった。

国立科学博物館の特別展はどれも中身がかなり濃い。一見ちょっと入場料が高いんじゃあ....と思うけど、中に入るとお値段以上の価値に毎回納得させられてしまうほどよい。世界各国のその道の博物館等から寄せ集められた展示を見れるので、日本で手軽に「本物」を沢山見られるのは国立科学博物館ならではだと思う。

このインカ帝国展はまだ始まって1ヶ月経たないのに、すでに入場者が10万人を超えたらしい。普通の博物館とは桁が違う。実際平日の昼間なのに、混雑しててなかなか展示を見れなかった。インカ帝国展は6月24日までやっているらしい。桜が散らないうちにダブルで楽しむのもよいだろう。自然や科学好きには、わざわざ足を運んでまでもオススメできるスポットだと思う。

国立科学博物館 特別展「インカ帝国展」


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▼インカ帝国展で買ったiPhoneケース。インカは文字を持たなかったので、このようなキープという紐が情報伝達手段やったらしい。 バックはA4のクリアファイル。
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posted by ともや at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類