日本人口の大半の地域で見られた金環日食。マスコミでも随分話題になり、本屋では日食グラスが沢山並び、コンビニでも売っているほどの人気ぶりだ。これほど世の人々を惹きつけたのは、大出現すると言われたあのしし座流星群以降ではないだろうか。金環日食とか出かけない限りそうそう見れないし、私も金環日食ははじめてだったので貴重な経験ができた。
今回の金環日食は寮の駐車場から見た。どこか視界の開けているところへ行こうかと思っていたけど、すぐ隣の畑の方角だったので、十分ここからで問題なかった。今回は2009年の日食の時に揃えた日食グラスやバーダープラネタリウムのアストロソーラーフィルターを準備した。前回の日食はいろいろ準備したものの、まんま必修のテスト真っ最中で日食もクソもなかったので、日食自体も相当久しぶりだった(多分小学校以来!?)。
いざ日食を迎えると、まわりがどんどん暗くなって気温が下がっていくのが分かった。近所の人達も日食グラスで見ていた。あの人達も買っているんかーと、天文ファンとしてちょっと嬉しい気分になった。肝心の天気は天気予報の曇りの割には晴れていてよかったけど、ちょうど金環日食中に分厚い雲に入ったのはかなり残念だった。上の写真は雲を通してたまた撮影できた1枚だ。まぁ見れない地域も少なくないみたいなので、ここまで見れただけでも良かった方だろう。特に金環中は気温もかなり下がり、皆既日食は五感で楽しめるというのも分かった気がした。今回は金環だけど、皆既日食だともっと変化があって楽しめるのだろう。
なにはともあれ貴重なものを見れてよかった。それに天文ファンとして興味のないまわりの人に宣伝し、日食グラスをプレゼントできたこともよかった。これを機会に、天文に興味を持ってくれる人が1人でも多く生まれたら言う事はないと思うし、私も宇宙の神秘に改めて浸ったひとときだった。
ちなみにアップしているこれらの写真は、Canon EOS Kiss X4のズームレンズで撮影している。250mmなので全然ズームできてなくてトリミングしてるので、その点はご了承を....。
▼ちょうど金環中に厚い雲が...。
▼バーダープラネタリウムのアストロソーラーフィルター。
▼星ナビの付録は切り取って全部日食グラスにした。