大阪市鶴見区にある鶴見緑地の咲くやこの花館で開催されている「カカオとコーヒー展」に行ってきた。大阪メトロでもあちこち広告が出ていて、どんなものか気になっていた。
咲くやこの花館には以前に一度行ったことがあった。世界中の植物が所狭しとあって、なかなかのボリュームだ。
一方で特別展のスケールは今ひとつの印象だったし、今回も正直それほどのものではない。7年間上野の国立科学博物館の友の会で、特別展に通い詰めていたので、余計そう感じるのかもしれないけど。なのでただ展示を見るだけでなく、開催されているイベントに乗っかって行った方が楽しめると思う。日程限定のイベントの他、毎日3回開催されている「なるほど!『カカオとコーヒー』ライブ解説」がある。今回はこのライブ解説に参加した。
まずはコーヒーノキだ。赤いチェリーが沢山ついている。私は毎日スペシャリティコーヒーを豆から挽いて飲んでいるコーヒー好きではあるけど、コーヒーノキを生で見たのはこれがはじめてだ。このチェリーに豆が2つ入っているらしい。
続いてこちらはカカオノキだ。ミカンのように枝の先に実がなるのではなく、幹に実がなっているのが特徴らしい。
こちらはカカオとコーヒーの展示。
カカオ。右側のカカオバターは、ホワイトチョコレートの原料らしい。ホワイトチョコレートが白いのは、そもそも原料が白いからだとか。
続いてコーヒーの生豆と焙煎後の豆。これはお馴染みやな。
最後に試食もあった。解説も試食もなんと無料!
下側の細かいのが「カカオニブス」という、チョコレートの原料となるもの。原料なのでなんの味付けもなく苦いけど、チョコレートにしなくても原料の時点で十分美味しかった。そして上側の丸いのがお口直しのチョコ。カカオニブスが苦いからお口直しがあるんやろうけど、個人的に苦いのが好きなので、お口直しはいらないくらいカカオニブスが美味しかった。
他にも豆を入れる麻袋がいろいろ展示されていた。
売店でコーヒーノキを買った。400円。実が実るまで4〜5年かかるらしい。今から楽しみだ。
なんでカカオとコーヒーをまとめて展示にするのかと思ったけど、どちらも同じ果実からなり、同じく赤道付近で、そしてどちらも苦い。日本は砂糖を混ぜすぎて甘いお菓子になってしまっているけど、本来のチョコレートは苦くてコーヒーと共通するものがある。もともとコーヒーを目当てに行ったけど、意外にもとカカオの魅力を知ってしまった。ちょっとこれからチョコレートもいろいろと食べてみたいと思う。
▼チラシ
▼カカオとコーヒー展-2019- | 大阪の植物園-咲くやこの花館−