2010年11月15日

「星空観望会 in 空中庭園」で感じた事

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11月14日で、3回目を迎えた「星のお話と星空観望会 in 空中庭園」。梅田スカイビルの空中庭園展望台だ。昨日も協力してきた。2回目は残念ながら悪天候で終わってしまったものの、今回はぼちぼち晴れて良かった。お客さんに月や木星を見てもらうことができた。3回梅田スカイビルで観望会を行い、感じた事を書こうと思う。

まず1つ目に、初回から思った事。これはココに限った話ではないと思うが、この観望会は有料ゾーン(あるいは敷地内)の中で開催されている。観望会自体は無料だけど、展望台の入場料が必要だ。駅前や公園の街角(ゲリラ)観望会の場合、お客さん側からすると「お金取られるの?」とか不審がられる事もある。そのため声をかけても無視や拒否される事もあるけど、有料ゾーンの場合は不審がられる事はほとんどない。さほど声掛けしなくても、自然と人が集まって来るのでやりやすい点がある。しかも対象は街角観望会のターゲットである一般客(天文にあまり興味がなかった人)なので、この上ないことだ。

2つ目は外国人が多いことだ。梅田スカイビルは、イギリスの高級紙「THE TIMES」が選ぶ「TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD」の1つに選ばれている。選ばれたビルは大阪はもちろん、日本でもただ1つだけらしい。ツインタワーを屋上で連結するという、独特なデザインだ。デートスポットとしても有名で、観光スポットとしても有名だ。そのため観望会の時間帯のほとんどが、カップルと外国人観光客で占められている。

なので観望会を行うと、外国人客を相手にすることが多い。始めは英語を勉強しないといけないと思っていたが、どうやらそれだけではダメらしい。英語ではなく、韓国語や中国語で質問して来る客。さらには何語かすら分からない言語で質問して来る客まで様々。せめて英語で質問して・・・・・と言いたくなってしまう。さらにややこしいのは韓国語。日本語と発音も似ているので、ややこしくて仕方ない。日本語でしゃべったら日本人じゃなかったとか、英語でしゃべったら実は日本語をしゃべれる外国人とか、もう何度あったことやら。。

とりあえず言葉の壁が大きい。ちなみに木星は韓国語で「もくそ」らしい。今回学習した。日本語・英語・韓国語・中国語は、最低限の用語を覚えるなりメモする必要があるなと思った。通常の観望会ではなかなか経験しないことだと思う。

3つ目は高層ビル特有の環境だ。梅田スカイビルの場合、展望台は高さが173m(41階)にもなる。そのためビル自体の揺れが大きくなる。体感は全く何も感じないが、望遠鏡で拡大するとかなりユラユラする。なのであまり拡大できず、低中倍率で見ざるを得ない点がある。揺れが激しいので、光軸合わせも全くできない。大口径望遠鏡の場合、あまり本領を発揮できなかったりする(一般客対象で気づかれることはほとんどないので、問題ないと言えば問題ないけど)。

他にも強風の問題がある。高度が高いので、看板類は一切使用できない。また機材も風で飛ばない工夫をする必要がある。幸い今まで強風の日はなかったけど、地上での観望会以上に意識して注意する必要がある。あの高さから物が落ちたら、ただ事では済まない。六本木ヒルズの観望会は、たびたび強風で中止になると聞く。

そして雷もやっかいだ。屋上が展望台になっている梅田スカイビルの場合、避雷針が目と鼻の先にある。そのため雷曇が規定圏内で発生した場合、展望台が閉鎖されてしまう。第2回目は雷曇が近いので中止の可能性があると言われた。雷曇が発生している場合、曇っていても粘るというやり方ができない場合もある。

ひとまず感じた事をまとめてみたけど、他にもいろいろあるだろう。様々なメリット・デメリットがあると思うが、個人的には高層ビルの屋上でやるメリットは大きいと思っている。梅田という大都会でも、直接的な灯りから離れるだけでこれだけ見えるのかと、我々天文ファンでも思うほどよく見える。また人気観光スポットだけに、来客数もかなり多い。ロマンチックなデートスポットとかけ合わせるのもGoodだろう。外国人の旅の想い出にもGoodだろう。とりあえず何でもいい。天文に興味なかった人たちが、天文に感動や興味を持ってくれれば良いと思う。

展望台での観望会は、天文施設とは異なると思っていたゲリラ観望会ともまた違うおもしろさがある。知らないだけで、まだまだ違う観望会の在り方もあるのだろう。観望会は本当に奥が深いと思うからやめられない。
posted by ともや at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望会
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