2020年07月11日

魔法のフライパン

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以前にテレビ東京のカンブリア宮殿で、錦見鋳造の魔法のフライパンが紹介されていた。鋳造のフライパンで、厚さは驚異の1.5mm。熱伝導率が高いため、料理が美味しくなるという。さてはどんなもとかと注文したが、その時点で1年7ヶ月待ちだった。手作りだから大量生産できないらしい。そしてようやく届いた。熱伝導率は半端なく料理も美味しい。待ったかいがあり、いい買い物だった。

大卒で就職してから、フライパンや鍋はずっとT-falだった。当時住んでたレオパレスの狭小キッチンでは、取っ手が取れるのはかなり便利で重要だった。ただいかんせんテフロン加工のフライパンでは火の入り方が悪い。調理時間も長くかかり、味も普通だ。飲食業で毎日業務用のIHやコンロを使用していたので、そもそも火力が違うし所詮は家庭料理だと諦めていた。しかし魔法のフライパンを知り、熱伝導率が高ければ家庭の火力でも美味しくなることを知ったのだ。

▼熱伝導率の違い。錦見鋳造のHPより。
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いざ注文したもののやはり全然来ない。そこにコロナで緊急事態宣言が発令され、自宅にいる時間が多くなり自炊することが多くなった。すると改めて気になるのだ。家庭のコンロは火力が弱い。そして美味しくない。業務用はメンテで手間がかかるので自宅では使わないスタンスだったけど、待ちきれず鉄フライパンを購入した。そして購入したのがリバーライトの極だ。日本製で百貨店なども目にする。そこそこ値が張るけど軽いのは特筆すべき点だろう。そして何より料理が美味しい。家庭の火力でもこんなに味が変わるのかと、改めて知ったものだ。

▼リバーライト 極
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その後魔法のフライパンが到着。まず思ったのがリバーライトよりも更に軽量だ。テフロン加工のフライパンともほとんど変わらず、女性でも難なく扱えるだろう。業務用の鉄フライパンは筋トレ並に重いので、この「軽さ」は家庭料理で扱う女性にはかなり嬉しいだろう。そして熱伝導率の高さは鉄フライパンを上回る。家庭のコンロでも、火力を弱めてしまうくらいによく火が通る。そして何より料理が美味しい。肉や野菜炒めをするとその違いがよく分かる。それは店の味に近い。家庭の火力でこの味が出せるのは本当に驚きだ。カンブリア宮殿で紹介されるのも納得だ。今までなぜテフロン加工のフライパンを使っていたのか自問自答したくなるし、もう自宅でもテフロン加工のフライパンに戻ることはないだろう。

▼油淋鶏。中火と弱火の間だけど、ソースが沸騰している。
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一方でデメリットもある。ノーメンテナンスで使えるテフロン加工とは違い、手入れが必要だ。錆止めや焦げ付きを防ぐ油返しなど、すぐには調理できないし、調理後もそのまま放置とはいかない。とにかく手がかかる。メンテナンスや面倒くさいことが嫌いな人にはそもそも向かないだろう。はじめからオススメしない。しかしいいものや美味しいものを作るには手間暇がかかるものだ。楽していい物はできない。それを惜しまない人にはオススメだ。(鉄フライパンはひっつくイメージを持つ人が多いが、ちゃんと使えばテフロン加工よりもひっつきにくいし簡単に汚れがツルンと落ちる。)

テフロン加工とは違い、使うほどに油が馴染んで育っていく。面倒くささも育てる楽しみに変わるし、大切に使えば半永久的に長く使える。安物をコロコロ買い換えるのではなく、いい物を大切に使っていきたいと思う。ちなみに今の魔法のフライパンの納期は約4年らしい。欲しい方はお早めに。後はいい道具を使いこなせるように料理の腕を磨かないといけないが、それはぼちぼちということです。

▼錦見鋳造株式会社 | 魔法のフライパンで、いつもの料理が感動の美味しさに
https://www.nisikimi.co.jp/


▼業務用の鉄フライパン。リーズナボーだけど、筋トレなみに重い。女性には厳しい。
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2020年06月22日

ルイ・ヴィトンの財布をリペア

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ちょっと前の話やけど、かれこれ9年使ったルイ・ヴィトンの財布をリペアに出した。これでまた長く使えそうだ。良いものを長く。ブランドもんとは言え、結果的にコスパの高い買い物になりそうだ。

事の発端は二十歳くらいの時。当時バイトしてたす○家のパートが、10年愛用しているヴィトンの財布を見せてくれた。丈夫だから長く使えるよと、まるで新品のような財布にすごいと思ったものだ。

そして就職し、当時「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? 」という本がベストセラーで話題になっていた。これを読んで買うぞと思い、当時新宿三越のルイ・ヴィトン(現ビックロ)で購入。無料の名入れもしてもらい、長く使うぞと毎日使い続けてきた。

▼当時のインスタ。
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▼当時のインスタ。名入れした。売られへんやんとツッコまれるが、長く使う気なので売る気はない。
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やはり丈夫さは折り紙付きで、毎日スーツの胸ポケットに入れていても全然よれない。それまでしょっちゅう買い替えていたのは嘘のようだ。しかし9年も使っていると、負担のかかる折り目部分の糸がほつれてきてしまい、革が剥がれて隙間ができるようになってしまった。そろそろ買い替えどきかなと思っていた時に、リペアができることを知ったのだ。

▼折り目の部分がほつれている。
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大阪だと、ルイ・ヴィトン 大阪ヒルトンプラザ店に、アフターセールス クライアントサービスがある。調べるとiPhoneのガラス割れのように、リペアしてくれるお得な非正規は沢山あるようだけど、正規で買ったから正規に頼むことにした。非常に丁寧な対応で、やはりルイ・ヴィトンと思ったものだ。

リペアから戻ってきた財布は、ぐるっと1周縫い直されて、きれいな状態になっていた。良かった良かったと、店を後にした。正規だから安心してちゃんと確認しなかったが、後から見るとコバの部分が出す前よりも剥がれて全体的にボロボロになって帰ってきた。縫い直す時に剥がれたのかな? なんで?と思いつつ後から気づいたので、連絡して有料でやり直しを希望した。もともとコバはよく触れる部分が剥がれかけていて、これも直したほうがいいですか?とリペアする際に相談していた。でもこの程度だと次回でも大丈夫だと思いますよと、営業的ではない良心的な回答をもらっていた。ところがどっこいである。

結果的に無償でやり直してくれることになり、きれいになったのは良かったしありがたかった。ただ思うことはいろいろある。接客対応は期待を上回る対応だけど、修理のレベルが決して高くはない。むしろ低い。コバの剥がれといい、縫い直して革が歪んでいる部分も気になる(もう言わなかったけど。逆に経年劣化などで歪みが生じるなら説明の1つ欲しかった)。リペアしてくれたものの2回とも清掃の1つしてくれた形跡がなく一部ホコリも付いたままだ(これも言わなかったけど)。正規で決して安くない金額を払っているのだから、ちゃんとやってくれる安心感を期待して正規に頼んでいる。これではそのへんのリーズナブルなリペアより出来が悪い。ただただ残念だとしか言いようがない。

まぁもちろんそこはルイ・ヴィトンなので、これはたまたま運が悪かったレアな事例だと思いたい。そして次回からは、正規だとしてもちゃんと確認したいと思う。何はともあれ縫い目のほつれは治ったので、これからまた大切に愛用していきたいと思う。


▼縫い目もコバもキレイになった。10年近く使っているとは思えない。やはりルイ・ヴィトンだ。
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2019年02月20日

カカオとコーヒー展

大阪市鶴見区にある鶴見緑地の咲くやこの花館で開催されている「カカオとコーヒー展」に行ってきた。大阪メトロでもあちこち広告が出ていて、どんなものか気になっていた。

咲くやこの花館には以前に一度行ったことがあった。世界中の植物が所狭しとあって、なかなかのボリュームだ。

一方で特別展のスケールは今ひとつの印象だったし、今回も正直それほどのものではない。7年間上野の国立科学博物館の友の会で、特別展に通い詰めていたので、余計そう感じるのかもしれないけど。なのでただ展示を見るだけでなく、開催されているイベントに乗っかって行った方が楽しめると思う。日程限定のイベントの他、毎日3回開催されている「なるほど!『カカオとコーヒー』ライブ解説」がある。今回はこのライブ解説に参加した。

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まずはコーヒーノキだ。赤いチェリーが沢山ついている。私は毎日スペシャリティコーヒーを豆から挽いて飲んでいるコーヒー好きではあるけど、コーヒーノキを生で見たのはこれがはじめてだ。このチェリーに豆が2つ入っているらしい。

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続いてこちらはカカオノキだ。ミカンのように枝の先に実がなるのではなく、幹に実がなっているのが特徴らしい。

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こちらはカカオとコーヒーの展示。

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カカオ。右側のカカオバターは、ホワイトチョコレートの原料らしい。ホワイトチョコレートが白いのは、そもそも原料が白いからだとか。

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続いてコーヒーの生豆と焙煎後の豆。これはお馴染みやな。

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最後に試食もあった。解説も試食もなんと無料!
下側の細かいのが「カカオニブス」という、チョコレートの原料となるもの。原料なのでなんの味付けもなく苦いけど、チョコレートにしなくても原料の時点で十分美味しかった。そして上側の丸いのがお口直しのチョコ。カカオニブスが苦いからお口直しがあるんやろうけど、個人的に苦いのが好きなので、お口直しはいらないくらいカカオニブスが美味しかった。

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他にも豆を入れる麻袋がいろいろ展示されていた。

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売店でコーヒーノキを買った。400円。実が実るまで4〜5年かかるらしい。今から楽しみだ。

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なんでカカオとコーヒーをまとめて展示にするのかと思ったけど、どちらも同じ果実からなり、同じく赤道付近で、そしてどちらも苦い。日本は砂糖を混ぜすぎて甘いお菓子になってしまっているけど、本来のチョコレートは苦くてコーヒーと共通するものがある。もともとコーヒーを目当てに行ったけど、意外にもとカカオの魅力を知ってしまった。ちょっとこれからチョコレートもいろいろと食べてみたいと思う。


▼チラシ

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▼カカオとコーヒー展-2019- | 大阪の植物園-咲くやこの花館−


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2017年11月16日

箕面大滝の紅葉

先日箕面公園に紅葉を見に行ってきた。箕面大滝はまだ紅葉の色付きはじめでまだまだだったけど、すでにキレイなエリアもあって楽しめた。箕面公園は先日の台風の影響で土砂崩れがあり、一部通行止めになっているが、箕面大滝へはアクセス出来た。

紅葉の見頃は、11月中旬から12月初旬頃らしくこれから本番だ。大阪市内近辺からアクセスの良い所にこんな所があるとは知らなかった。気軽に行けるので、ぜひ足を運んでみたい。

箕面の紅葉/箕面市













▼箕面大滝
















▼名物のもみじの天ぷら


▼屋台で食べた箸巻き。
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2017年11月11日

高野龍神スカイラインの紅葉



先日、高野龍神スカイラインに走りがてら紅葉を見てきた。標高1,000mを超えるだけに、一足先に紅葉のシーズン真っ只中だった。

スカイライン沿いに紅葉が広がっている他、山全体が紅葉がかっていて、めちゃくちゃ絶景だ。高野龍神スカイラインと言えば星見スポットの鶴姫公園と護摩壇山が有名だけど、昼間は昼間でなかなか楽しめるスポットだ。

ちなみに紅葉の見頃は10月下旬〜11月上旬だそう。行くのが大変だけど、ぜひ足を運んでみたいスポットだ。











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2017年08月20日

大台ヶ原



転職し、学生以来のお盆休みに大台ヶ原に行ってきた。大台ヶ原は奈良と三重の県境に位置し、日本最大・世界有数の年間降水量を誇ることで有名な観光スポットだ。標高は1,600m以上で、関西でもっともキレイな星見スポットとも言われている。

学生の頃に星を見に行ったことがあったけど、そこは日本最大の年間降水量。そう簡単に星を見れるわけもなく、また見に行く人も少ない隠れたスポットだ。でも晴れたらヤバイらしい。

学生のころに星を見にあちこちの山を登ってきた。でも星を見にいくだけで、夜行って朝に帰ってくるパターン。その時間に開いてるのはせいぜい電気の切れた公衆トイレと自販機くらいで、そこになにがあるのがほぼ知らない状態だった。関東から大阪に戻ってきて、最近は星見スポットに昼間に行ってみよう!みたいな感じであちこち出かけている。

改めて昼間に行ってみると、湿地帯による自然がすごい。地面や岩、木の至る所に苔が生え、他にはない自然が広がっている。また霧でモヤモヤしていて、それが逆に森林浴してます感がすごい。実際は18.5℃と寒すぎて、ハイキングコースに片足をツッコんで帰ってきただけだけど、その短時間だけでもなかなか堪能できた。今度はちゃんと長袖を用意して、ハイキングコースを1周したいと思う。

▼上北山村公式ホームページ | 観光情報
http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/

▼大台ヶ原。駐車場はかなり広く、星を見るのにも最適だ。











▼ハイキングに片足ツッコんで帰ってきた。湿地帯らしく苔が沢山ある。またモヤモヤしていて、森林浴をしている感がとにかくすごい。
















▼これだけ苔を見たのは銀閣寺以来かもしれない。笑。



















▼小処温泉。大台ヶ原の近くにある、携帯の電波も圏外な秘境の温泉。露天風呂からはこの川が見れる。









▼大滝ダム。大台ヶ原に行く道中にあり、結構デカイ。





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2017年06月15日

幸せな満月



6月9日(金)に「ストロベリームーン(Strawberry Moon・苺月)」が見られた。これはアメリカで言われる呼び方らしい。6月はいちごの収穫時期で、ちょうど6月の月は一番高度が低く、夕日の原理で赤く見られることからそう言われているらしい。見ると幸せになる、恋が叶う等という逸話があるとか。

さらに同日の満月は2017年最小の満月でもある。地心距離は約40万6千kmになり、近地点の約35万6千kmからだいぶ遠ざかっている。視直径は14%、明るさは30%変わるらしい。逆に今年最大の月は12月4日なので、撮影して比較したいと思う。


クレジット:国立天文台 天文情報センター

ストロベリームーン&今年最小満月。
なかなか見れたものではない。これは幸せになることやろう。(๑•̀ㅂ•́)و✧
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