2012年05月05日
天文研究会顧問の退職慰労会
4月28日に、大学の天文研究会の顧問の退職慰労会に出席してきた。天文研究会を設立してから今年で30年。長く顧問を務めてこられたが、今年3月で定年退職を迎えた。会は大阪のホテルで行われ、結婚式のように粛々と行われた。私は24期生で、初代の年代は1世代も違う。参加者は100人を超え、どれほど多くの人が顧問のお世話になったのかを痛感した。
この慰労会の参加者は天文研究会だけだけど、来賓に大阪市立科学館の館長も来ていた。来賓挨拶では、昔近大で日本天文学会年会が行われた時のことを話していた。大阪でやるからお祭り騒ぎでやろうということで、図書館の協力のもとニュートンやケプラーの当時の本物の本を用意したらしい。けど天文学者ばかりなので、それにはあまり興味を示さなかったとか。それより、懇親会で近大の養殖マグロが出た時、マグロに群がっている天文学者の方が印象的だった。といったエピソードは面白かった。
また顧問や1期生からは天文研究会の歴史の説明があり、はじめの方は入部者が少なくて廃部の危機もあった等々、いろいろ苦労もあったらしい。さすがに世代が違うと過去の歴史まで知らないので、今回そういった話を聞けたのは貴重だった。以前顧問から1期生は今でも仲が良いと聞いたことがあったが、顧問と談笑している様子を見て本当に今でも仲がよいんだなと思った。
今まで天文であちこち行っても、大学名を言うと必ずと言っていいほど顧問の名前が出てくる。本当に有名な人なんやなーとずっと思ってた。だけどお酒が好きで、いつも学生と談笑している様子からは、お偉いさんのお固いイメージは微塵も感じなかった。
天文研究会という思い出の環境を作って頂いた事に感謝すると共に、ご退職おめでとうございます。m(_ _)m
上写真:鏡開きの様子。
▼鏡開き後に飲んだ盃。近大のロゴ入り。お土産にもらえた。
2011年09月13日
天文部に入る前に着目すべき点
私の経験を通して、高校や大学の天文部に入部する時に、着目すべき点を書きたいと思う。私の経験や見解なので偏りはあると思うが、1つの参考にしてもらえればと思う。
私は受験する高校を選ぶとき、天文物理部があるという、それだけの理由で受験した。天文部のある高校はそう多くないため、多少学力を落としてまでの受験だった。中学生までは一匹狼で天文をやっていたので、同年代と一緒にみんなで天文活動をできるなんて、ワクワクウキウキだった。同様に大学も学部で天文学を専攻でき、できれば天文部もある大学を選んだ。それで受験したのがあの大学と京都産業大学だった。
しかし言っちゃなんやけど、期待が大きかった分、残念な部分や期待外れな面があったのも事実だ。それは部の在り方の面もあるが、天文部を取り巻く環境も大きいと思うと思う。
天文部は夜間の活動のため、特に高校生の場合は親の同意書の提出が必要になる。また顧問や学校側の責任も大きくなるため、学校側も簡単に夜間の部活動を認められない部分がある。夜間に活動するということは、事実上一泊するということ。この点が、問題になることもある(詳細は過去の記事を参照)。
世間一般に夜間に活動する天文部の特殊な活動が周知されていない分、お上の理解や頭の柔らかさ、あるいは顧問の説得力が大きな鍵になる。私の高校では顧問が理事長に幾度となく交渉したものの、結局認められることはなく、夜間の活動ができない=星を見れない状態だった。ちなみに私の高校は屋上に天文ドームが2つもあったが、私が在学中に利用できたことは1度もなかった。その内の1つの西村製作所のドームは、立ち入りが認められたことすらなかった。学校が夜間の活動や、屋上の使用を認めなかったからだ。しかしシンボルのように天文ドームを写している学校案内のパンフレットを見て、まさか使用できないとはなかなか思わないだろう。
一方で学校側の理解を得ることができ、夜間に学校の屋上で観測を続けている高校もある。それらの成果を日本天文学会ジュニアセッションで発表してる学校もある。また学校を飛び出し、公共の天文台で観測をしている高校もある。私も高校時代、学校や顧問だけを頼りにしててはいけないと思い、とある天文台に直接交渉して観測のノウハウを教えて頂いたことがあった。そして半ば強引に顧問や部員を連れて、その天文台に教えにもらいに行ったことがあった。
多くの場合、天文活動をするにあたって二手に分かれると思う。普通の活動ではないから、そんなん無理と言うタイプ。それと天文部の特殊な在り方や、その必要性を訴えて交渉するタイプ。顧問や学校がどちらのパターンに属しているかが重要になると思う。天文部は一般に暗いイメージや、オタクなイメージを持たれることが少なくない。しかし行動力もなく、そのイメージ通りで活動していて、廃部寸前な部もあると聞く。一方で交渉を重ねつつ積極的に活動し、学術的に価値のある結果を出し、大きく名を知らしめている部もある。
体育会系の部活の場合、試合があれば授業があっても当たり前のように公休がとれる。しかし天文部で天文現象がある時は公休がとれない学校もある。私は高3の時に金星の日面通過があり、顧問に公休の申請を依頼した。顧問は学校に交渉してくれたが、結局無理だった。天文部は夜間の活動を認めなければ、昼間の活動も認めない。結局何が天文部?いつ星見るの?どうやって活動しろと?というのが私の高校の天文部の現状だった。一方で公休をとって観測に備え、そしてその結果を発表してる高校天文部もあるのだ。
高校と大学天文部に所属し、今となればいろいろ思うことはある。しかし少なくとも私の場合は、入部前まではそのような現状を知ることはなかった(確認不足と言われればそれまでだが、当時中学生の私は公休などそこまで頭は回らなかった)。単に天文を楽しみたいならまだしも、本格的に天文を楽しみ、そして学び、その道に進みたいような人には大きな問題になるだろう。ジュニアセッションの発表を聞きながら、私もあのような学校や顧問の元で学べたら....と思ったことは正直数知れない。
そこでこれから、天文部目当てで高校や大学を志望する人にはぜひ確認して欲しいこと。
・天文現象の時に公休をとれるか。
・天文部らしく、夜間に星を見れる機会が年に何回あるのか。
・個人で所有や使用は難しい望遠鏡等の機材を使用できるのか。
・顧問はもちろん、学校側の天文部としての夜間活動に理解があるのか。
・学内だけでなく、学外の天文活動。
これら全てを満たす高校天文部はなかなか難しいと思うが、知って入るか、知らずに入るかでは大きな違いだろう。学校説明会などで確認されるとよいと思う。本気で天文部に入部したいと思うのなら、イメージと現実のミスマッチを埋め、納得してから入学、入部されることをオススメしたい。
私は受験する高校を選ぶとき、天文物理部があるという、それだけの理由で受験した。天文部のある高校はそう多くないため、多少学力を落としてまでの受験だった。中学生までは一匹狼で天文をやっていたので、同年代と一緒にみんなで天文活動をできるなんて、ワクワクウキウキだった。同様に大学も学部で天文学を専攻でき、できれば天文部もある大学を選んだ。それで受験したのがあの大学と京都産業大学だった。
しかし言っちゃなんやけど、期待が大きかった分、残念な部分や期待外れな面があったのも事実だ。それは部の在り方の面もあるが、天文部を取り巻く環境も大きいと思うと思う。
天文部は夜間の活動のため、特に高校生の場合は親の同意書の提出が必要になる。また顧問や学校側の責任も大きくなるため、学校側も簡単に夜間の部活動を認められない部分がある。夜間に活動するということは、事実上一泊するということ。この点が、問題になることもある(詳細は過去の記事を参照)。
世間一般に夜間に活動する天文部の特殊な活動が周知されていない分、お上の理解や頭の柔らかさ、あるいは顧問の説得力が大きな鍵になる。私の高校では顧問が理事長に幾度となく交渉したものの、結局認められることはなく、夜間の活動ができない=星を見れない状態だった。ちなみに私の高校は屋上に天文ドームが2つもあったが、私が在学中に利用できたことは1度もなかった。その内の1つの西村製作所のドームは、立ち入りが認められたことすらなかった。学校が夜間の活動や、屋上の使用を認めなかったからだ。しかしシンボルのように天文ドームを写している学校案内のパンフレットを見て、まさか使用できないとはなかなか思わないだろう。
一方で学校側の理解を得ることができ、夜間に学校の屋上で観測を続けている高校もある。それらの成果を日本天文学会ジュニアセッションで発表してる学校もある。また学校を飛び出し、公共の天文台で観測をしている高校もある。私も高校時代、学校や顧問だけを頼りにしててはいけないと思い、とある天文台に直接交渉して観測のノウハウを教えて頂いたことがあった。そして半ば強引に顧問や部員を連れて、その天文台に教えにもらいに行ったことがあった。
多くの場合、天文活動をするにあたって二手に分かれると思う。普通の活動ではないから、そんなん無理と言うタイプ。それと天文部の特殊な在り方や、その必要性を訴えて交渉するタイプ。顧問や学校がどちらのパターンに属しているかが重要になると思う。天文部は一般に暗いイメージや、オタクなイメージを持たれることが少なくない。しかし行動力もなく、そのイメージ通りで活動していて、廃部寸前な部もあると聞く。一方で交渉を重ねつつ積極的に活動し、学術的に価値のある結果を出し、大きく名を知らしめている部もある。
体育会系の部活の場合、試合があれば授業があっても当たり前のように公休がとれる。しかし天文部で天文現象がある時は公休がとれない学校もある。私は高3の時に金星の日面通過があり、顧問に公休の申請を依頼した。顧問は学校に交渉してくれたが、結局無理だった。天文部は夜間の活動を認めなければ、昼間の活動も認めない。結局何が天文部?いつ星見るの?どうやって活動しろと?というのが私の高校の天文部の現状だった。一方で公休をとって観測に備え、そしてその結果を発表してる高校天文部もあるのだ。
高校と大学天文部に所属し、今となればいろいろ思うことはある。しかし少なくとも私の場合は、入部前まではそのような現状を知ることはなかった(確認不足と言われればそれまでだが、当時中学生の私は公休などそこまで頭は回らなかった)。単に天文を楽しみたいならまだしも、本格的に天文を楽しみ、そして学び、その道に進みたいような人には大きな問題になるだろう。ジュニアセッションの発表を聞きながら、私もあのような学校や顧問の元で学べたら....と思ったことは正直数知れない。
そこでこれから、天文部目当てで高校や大学を志望する人にはぜひ確認して欲しいこと。
・天文現象の時に公休をとれるか。
・天文部らしく、夜間に星を見れる機会が年に何回あるのか。
・個人で所有や使用は難しい望遠鏡等の機材を使用できるのか。
・顧問はもちろん、学校側の天文部としての夜間活動に理解があるのか。
・学内だけでなく、学外の天文活動。
これら全てを満たす高校天文部はなかなか難しいと思うが、知って入るか、知らずに入るかでは大きな違いだろう。学校説明会などで確認されるとよいと思う。本気で天文部に入部したいと思うのなら、イメージと現実のミスマッチを埋め、納得してから入学、入部されることをオススメしたい。
2011年01月17日
天文部OBに求めること
大学の天文研究会を引退してから、早くも2年の月日が経った。現役時代はアホらしい運営の仕方に散々ツッコみを入れてきたが、引退してからはそんなネタもなくなり、ある意味で平和になった。そう思っていたが、そうは問屋が卸さないとでも言えばいいのだろうか。1年ぶりの天文研究会ネタは、天文研究会のOBに求めることだ。
現役を引退し、卒業しても、OBらはみんなで集まる機会は多い。ただでさえ天文に興味がなくお遊び中心だった部は、引退してから集まった飲み会でも、天文の話題が出たことはほとんどない。にも関わらず「天文」という単語だけはやたらと出てくる。まぁ天文の話題が出なくても、みんなで集まれるほどの関係ならいいんかなと、ポジティブに捉えていた。
だが!しかし!この人たちは自分らが引退したら関係ないとでも言わんばかりに、天文現象や天文イベント(勉強会や観望会等)のある日に飲み会を企画する。同期だけが集まるだけでなく、後輩の現役の代と一緒に飲むこともある。けど、そういった日に入れることもあった。もちろん私も含め、その時の飲み会を欠席した人は他にもいる。逆に、天文を諦めて飲み会に参加した人もいる。
みんな仕事や就活や卒論とかでいろいろ忙しいと思うが、私が知る限りではそういった問題ではない。そもそも天文現象の存在自体把握してなかったり、例えそれらがあっても、自分らの予定を優先させて決行したりするのだ。指摘しても「まぁいいやん」とか反省の色も見えず、もうツッコミを入れる気さえしない。みんなで「天文を楽しむ」という、天文研究会本来の趣旨から外れ、完全にお遊びになっている。この点は、現役時代からさらに酷いものになっている。
これはあくまで私の大学の私と近い代の話であり、他の大学や代はどうかは知らない。少なくとも今の現役の世代には、そのようなOBには絶対になって欲しくないと思う。
現役を引退し、卒業しても、OBらはみんなで集まる機会は多い。ただでさえ天文に興味がなくお遊び中心だった部は、引退してから集まった飲み会でも、天文の話題が出たことはほとんどない。にも関わらず「天文」という単語だけはやたらと出てくる。まぁ天文の話題が出なくても、みんなで集まれるほどの関係ならいいんかなと、ポジティブに捉えていた。
だが!しかし!この人たちは自分らが引退したら関係ないとでも言わんばかりに、天文現象や天文イベント(勉強会や観望会等)のある日に飲み会を企画する。同期だけが集まるだけでなく、後輩の現役の代と一緒に飲むこともある。けど、そういった日に入れることもあった。もちろん私も含め、その時の飲み会を欠席した人は他にもいる。逆に、天文を諦めて飲み会に参加した人もいる。
みんな仕事や就活や卒論とかでいろいろ忙しいと思うが、私が知る限りではそういった問題ではない。そもそも天文現象の存在自体把握してなかったり、例えそれらがあっても、自分らの予定を優先させて決行したりするのだ。指摘しても「まぁいいやん」とか反省の色も見えず、もうツッコミを入れる気さえしない。みんなで「天文を楽しむ」という、天文研究会本来の趣旨から外れ、完全にお遊びになっている。この点は、現役時代からさらに酷いものになっている。
これはあくまで私の大学の私と近い代の話であり、他の大学や代はどうかは知らない。少なくとも今の現役の世代には、そのようなOBには絶対になって欲しくないと思う。
2008年12月20日
観測天文学の冊子
1ヶ月以上前の話になるけど、学祭で天文研究会の観測班が1冊の冊子を作った。その題も「電磁波の観測天文学」。電波からガンマ線までの各波長を役割分担し、みんなで1冊の冊子を仕上げた。計41ページの冊子だ。広く浅く、観測天文学のことが書けたと思う。学祭でご自由にお取りください形式でお客さんに受け取ってもらった。いろいろな画像を使っているため著作権違法でWWWには公開できないので、表紙と目次、見開き2枚だけ写真で公開する。
他にも同じ理学科の3人が冊子を書いた。「素粒子」と「宇宙を構成する4つの力」、「宇宙論」についてだ。
他にも同じ理学科の3人が冊子を書いた。「素粒子」と「宇宙を構成する4つの力」、「宇宙論」についてだ。
2008年10月08日
こんな天文講演聞きたい?
全国の天文部のある大学が集まる「冬の陣」で、勉強会をすることになった。とりあえず考えたのが下の通り。みんなの興味が湧くかな??こう概要を考えたものの、まだ具体的にどういうあらすじにするかは決まってない。だいたい頭の中で構成は決まりつつあるけど、果たしてどんな内容が1時間飽きさせないようにできるだろう。自分で望遠鏡を持っていて、天文台でバイトもしてる私だからこそできるプレゼンにしてみたい。
こちらのページもどうぞ。
・第20回天文冬の陣案内サイト
http://sky.geocities.jp/tenfuyu20/
・天文冬の陣20周年記念サイト
http://sky.geocities.jp/temmon_fuyu_web/
------------
「時代と共に進化するアマチュア天文家の機材とその利用法」
概要:
かつては高値の花で、プロしか使う事が出来なかった自動導入やCCDカメラなどの機材。ところが時代と共に価格が下がり、今やアマチュアや学生でも手が届くまでになった。また高性能なコンピュータやネットの普及により、アマチュア天体観測はデジタルが欠かせなくなってきた。従来よりアマチュアの守備領域が高まり、プロとの境目がなくなっているような分野まである。現在のアマチュア天文家の観測機材はどこまでハイテク化したのか。プロの機材とも比較しながら、その最前線をお伝えする。
こちらのページもどうぞ。
・第20回天文冬の陣案内サイト
http://sky.geocities.jp/tenfuyu20/
・天文冬の陣20周年記念サイト
http://sky.geocities.jp/temmon_fuyu_web/
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「時代と共に進化するアマチュア天文家の機材とその利用法」
概要:
かつては高値の花で、プロしか使う事が出来なかった自動導入やCCDカメラなどの機材。ところが時代と共に価格が下がり、今やアマチュアや学生でも手が届くまでになった。また高性能なコンピュータやネットの普及により、アマチュア天体観測はデジタルが欠かせなくなってきた。従来よりアマチュアの守備領域が高まり、プロとの境目がなくなっているような分野まである。現在のアマチュア天文家の観測機材はどこまでハイテク化したのか。プロの機材とも比較しながら、その最前線をお伝えする。
2008年10月03日
次は電子工作でもやってみるか
天文をしていると、パソコンと電子回路に強くなれると言う。天文と関連しているため、嫌顔でも使って詳しくなってしまうのだ。私はお陰でパソコンに詳しくなってしまった。天文の趣味に入っていなかったら、今ほどパソコンも触っていなかったと思う。だけど電子回路は全然強くなっていない。あまり機材の自作とかはやっていなかったのが原因かもしれない。
今回の学祭の企画では、宇宙図のモデルを作り、場所や年代毎にLEDで光り分けするという模型。科学館にあるように、ボタンを押して楽しむ体験型の模型を目指した。だけど今回のLEDは市販品を使わなかった。いい機会だから、基盤から自作しようと思った。
と言っても私は物理実験で少し半田をいじった程度で、ほとんど素人。直列と並列の超基本的なところから見直し、なんとか回路図を完成させた。だけど完成したのは中学の理科で習うオームの法則程度。ちょっと微妙だったかなぁ。でも光ればいいや。LED光らせるだけの回路じゃ複雑にもならないだろう。
とりあえず部品だけ買ったのが上の写真。あまり好きではない日本橋のオタク通りを通って買いに行った。だけど右も左も同じ形をしたICなどがズラ〜と並んでいる。説明を見ても微妙に数字が違う程度。こんな私のような素人が来る場所ではないけど、なんとか自分の欲しいパーツを選べた。あれだけ大量に売っているパーツをいろいろ組み合わせると、望遠鏡のモーターやコントローラーの自作もできるのだろう。まぁ私には夢のような話かもしれないが....。
とりあえず今回これを作ってみて、いろいろ応用もしてみたい。望遠鏡はちょっと難しそうでも、車のLEDには十分応用できそうだ。お遊び程度だと思って作ってみたいと思う。
2008年09月03日
教科書ってやっぱり必要
天文ってめちゃくちゃ分野が広い、星座から宇宙論まで範囲が広すぎる。その中でどれが自分に合っているのか。どれに興味があるのかを見つけるのはなかなか難しい。自分で星に興味を持ち出した人なら自分で見つけやすいけど、フラ〜ッと天文研究会に入った人も少なくない。
今の2回生が、いつまで経っても天文をやりたいけど何をやったらいいのかと言う人がかなり多かった。上回生が天文について教えなさすぎなのも1つの原因だったけど、狭い分野だけにヒントも少なかったかもしれない。
そこで今年の1回生の観測班には全員に共通の教科書を買ってもらうことにした。どれにしようかかなり悩んだけど、イアン・リドパス著の「天文(知の遊びコレクション)」にした。この本は星座の説明から夜空、歴史、宇宙、太陽系など、天文のほぼ全分野をカバーしている。値段が3千円とちょっと高いけど、中身を見たら納得する。どちらかというと単行本の図鑑のような感じだ。
広く浅くなので1つ1つは詳しくないけど、この中から自分の好きな分野をぜひ見つけて欲しい。自分の好きな分野を見つけられたら、その分野の詳しい本を読んで勉強して欲しい。始めのワンステップと、ある程度の基礎を付けるには絶好の1冊だと思う。
あまりこういったタイプの本は多くない。ポプラから出ている図鑑はもっと詳しいけど、6千円ほどしてかなり大きく、あまり実用的ではない。この本は持ち運びもできて、丁度お手軽と言ったところ。アメリカではこういったタイプの本が結構あるようだけど、日本ではあまりない。実際この本も訳された本だ。日本ではAmazonランキングも結構低く、在庫の数も少ない。
だけどのこの本はやはり良本だと思う。私のようにある程度知っている人には少し退屈だけど、初心者には絶好の教科書になると思う。ウケも思ってたより好評だった。とりあえず一安心。後はこの本をどれだけ有効に活用できるかが問題だ。大学の教授のように、買わせっぱなしにはならないようにしたい。
今の2回生が、いつまで経っても天文をやりたいけど何をやったらいいのかと言う人がかなり多かった。上回生が天文について教えなさすぎなのも1つの原因だったけど、狭い分野だけにヒントも少なかったかもしれない。
そこで今年の1回生の観測班には全員に共通の教科書を買ってもらうことにした。どれにしようかかなり悩んだけど、イアン・リドパス著の「天文(知の遊びコレクション)」にした。この本は星座の説明から夜空、歴史、宇宙、太陽系など、天文のほぼ全分野をカバーしている。値段が3千円とちょっと高いけど、中身を見たら納得する。どちらかというと単行本の図鑑のような感じだ。
広く浅くなので1つ1つは詳しくないけど、この中から自分の好きな分野をぜひ見つけて欲しい。自分の好きな分野を見つけられたら、その分野の詳しい本を読んで勉強して欲しい。始めのワンステップと、ある程度の基礎を付けるには絶好の1冊だと思う。
あまりこういったタイプの本は多くない。ポプラから出ている図鑑はもっと詳しいけど、6千円ほどしてかなり大きく、あまり実用的ではない。この本は持ち運びもできて、丁度お手軽と言ったところ。アメリカではこういったタイプの本が結構あるようだけど、日本ではあまりない。実際この本も訳された本だ。日本ではAmazonランキングも結構低く、在庫の数も少ない。
だけどのこの本はやはり良本だと思う。私のようにある程度知っている人には少し退屈だけど、初心者には絶好の教科書になると思う。ウケも思ってたより好評だった。とりあえず一安心。後はこの本をどれだけ有効に活用できるかが問題だ。大学の教授のように、買わせっぱなしにはならないようにしたい。