2010年05月04日

停電と光害

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5月2日の夜に、突然自分の部屋の電気が消えた。始めはブレーカーが落ちたんか?と思ってたけど、窓から外を見ると外は真っ暗だった。即座に停電だと分かった。でも雷が鳴ってるわけじゃないし、なんで??と思っていた。でも今まで電気が瞬間的に消える事は経験があったし、すぐに復活するだろうと思っていた。だけど、今回はなかなか復旧しなかった。

停電してから、確か望遠鏡のアクセサリー一式を入れているBOXに懐中電灯があったなと思い、手探りで階段を降りた。iPhoneを手にしていたけど、ライトが付いてないし、全然役に立たない。ようやく機材を置いている所にたどり着き、星空案内用に使っているLED LENSERを手にした。とりあえず親の存在を確認し、外に出た。

辺り一帯は真っ暗。いつもいてる明るい自宅周辺とは違い、別世界にいるような感覚だった。近所を歩きまわって見てみるものの、全部電気が消えている。だんだんと近所の住民が懐中電灯を片手に外に出てきた。なんや?なんや??という感じで。とりあえず近所のおばあちゃんの家に行ってみたけど、そこは電気が付いている。国道を挟んだ一帯は全部電気が付いていて、交番も電気が付いていた。すでに近所の住民が交番に押し寄せ、警察もパトカーの応援要請をしたと説明している。他の近所の住民も、関西電力に電話をしたけど、全く繋がらないと話している。

だいぶしてから警察やパトカーが来て、状況を説明していた。関西電力が復旧作業をしてるので、しばらくお待ちください。などなど。パトカーの他に、民間の警備会社や、関西電力など、いろんな車が来ていた。今回始めて知ったけど、関西電力の車には赤色灯が付いている。始めはパトカーと思いきや、実は違うかった。

結局電気が復旧したのは、2時間近く経ってからだった。変電施設がおかしいと聞いたので、かなり長引くと思いきや思ったより早かった。

そこで今回思ったのが、周辺一帯が停電し、星がめちゃくちゃキレイに見えた事だった。普段は夜中の0時を回らないとなかなか北斗七星を確認するのは難しい。見えたとしてもやっとだ。だけど21時頃にして、難なく確認できた。他の星座も、線を繋いで形どれる。大阪からこんなに星を見る事ができたのか!?と思わずにはいられなかった。近所一帯とは言え、市全体から見れば停電したのは一部だけ。でも、ここまで星の見え方が変わるのかと驚いた。光害は恐るべきものだ。

近所の住民は外に出てきているし、とっさに自宅前でゲリラ観望会でもしようかと思った。でも、あまりにも暗すぎて危ないかと、結局やらなかった。Twitterで停電のようすをリアルタイムにつぶやくと、数名の方からReplyを頂いた。そのほとんどが星に関する事だった。阪神大震災の時も、神戸から星がよく見えたらしい。

停電が復旧して1時間くらいしてから、外に出てみた。ふと空をみ見上げると、先程まで見えていた星空はそこになかった。電気が復旧して嬉しいし、改めて電気のありがたみを感じたけど、一方で光害も改めて感じた。星空と灯りの共存が大切なんだと思う。

それとまだ赤色灯の灯りが、建物を反射して見えた。その方向に行ってみると、関西電力が電柱に登って作業していた。夜中0時近くの話。ふと関西電力は24時間、電気供給のために頑張ってます的なCMを思い出した。

そしてもう一つ思ったのが、結構みんな懐中電灯を持っている。持ってない人も見かけたけど、ほとんど持ってる。私の家は星を見るとき用の懐中電灯がなければ、物置の奥にしかなかった。電池が切れてるかさえ分からない。災害に備えましょうと言えども、災害に限らず停電になる事を実感した。懐中電灯はすぐ手にとれる場所に置いておくべきだろう。


上写真:停電して真っ暗な中、関西電力の赤色灯だけが唯一光っている。

▼大阪で830世帯停電 電線がショート? - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050201000650.html
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2010年04月16日

小学校時代の、あの先生が。。

私は小学校4年くらいの時から天文に興味を持っている。天文に興味を持ち出した当時は、土井隆雄さんが宇宙に行った頃で、当時は本気で宇宙飛行士になりたいと夢見ていた。お年玉を貯めて望遠鏡を買ったのが小6で、それまで肉眼や天文台でしか宇宙を楽しむ機会がなかった。そんな中、近所のコミュニティセンターの上階で私有のミードの30cmを持ち出し、天体観望会を行うとある市立小学校のY先生がいた。

近所のコミュニティセンターは3階建てで、3階はバスケット場になっている。その天井はガラス張りで、スライディングルーフのように一部が開閉する。かなりハイテクな屋根で、その隙間から天体観望会ができる。その天体観望会は市が主催のもので、年に3、4回くらいだったか、Y先生が観望会を行っていた。当時望遠鏡を持っていなかった私は、市の広報の案内を見て毎回のように参加していた。

月、木星、土星が見れた他、月の撮影をし、後日写真の送付もしてもらえた。時には昼間に行い、太陽の黒点も見せてもらった。悪天候の時は室内でいろんな星の話だった。当時Y先生が海外に見に行った皆既日食の映像だったり、いろいろな星の話が聞けた。それらは一般市民や小・中学生が対象で、かなり分かりやすく、おもしろかった。毎回終了後にY先生に話を聞きに行き、顔も覚えられていた。そしていろんな天文のアドバイスをもらった。

小6で望遠鏡を買ってからは、その観望会に参加する回数も減った。そして中学生の頃だったか、いつしかその観望会は行われなくなっていた。あの先生はどうしているんやろう・・・??そう思いつつ、月日が流れた。

ふとY先生を思い出したのは去年の年末。星ナビギャラリーに、Y先生の金星の写真が載っていた。えっ!?と思わずにいられなかった。いろいろ調べたけど、どうやらあの当時の先生のようだ。調べると、惑星観測で著名な方のようで、見直すと星ナビギャラリーに結構写真が採用されている。「天体観測の教科書 惑星観測編」の著者の1人でもあり、その他研究会でも会誌に毎月名前が載っている。実は有名な方だったのか・・・と、今更ながら知ったのだった。

もうあの当時の観望会から10年ちょっと。いつかお会いする機会があれば、いろいろお話してみたいと思う。と言うか、私のことを覚えているだろうか・・・。今現在の私は天体観望会を行い、一般の方や子供たちに見せている立場の方が多い。そういった子供たちが大きくなった時、果たしてどう思うのだろうか・・・。


天体観測の教科書 惑星観測編
誠文堂新光社

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2009年09月09日

HAYABUSAを見に行ってきた

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自分のHPにリンクバナーを張りながら、今日ようやく見に行ってきた。今年4月から1年間上映予定の「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」だ。全国何ヶ所かのプラネタリウムで上映している。私はいつも通り大阪市立科学館に行ってきた。以前からずっと見ようと思ってたけど、1日1本の上映だけになかなか時間が合わず、ズルズル今日になってしまった。実は上映前の試写会で2回も見れる機会があったけど、それも見に行けなかった。無料チケットまで持ってたのに。

でまぁ内容だけど、正直いつも通りの感じかな〜と、さほど大きな期待はしていなかった。ちょっと前に映画の上映が始まった「宇宙へ」も見に行ってきた。正直もういろんなのを見過ぎなのか、あまり見ても何も思わなくなってきた感がある。でもHAYABUSAは、それを見事に覆してくれた。プラネタリウムの全天周映像であそこまですばらしいのは、なかなかないのではないか。

迫力あるCGで解説しつつ、ドラマチックで感動的に、しかも得られたデータも表示していく。普通科学的なデータをドラマチックに演出できないけど、これは見事に融合していた。こんなのは初めて見た。これはぜひプラネタリウムに足を運ぶべきだろう。

はやぶさは個人的に思い入れがあると言うか何というか。イトカワに落として着陸の目印にするターゲットマーカーの中に、私の名前も刻まれている。日本天文学会で、JAXAのY先生の公開講演も聞いた。あの頃はちょうどイトカワに到着した頃だった。その時の研究者のリアルな話は、非常に興味深かった。はやぶさは中学生のころからずっと見ている探査機だ。後は地球に帰って来るのみ。ぜひ、後もうちょっとを無事に成し遂げて欲しいと思う。


▼全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
http://www.hayabusa-movie.jp/


▼売店で、はやぶさのクリスタルが売ってたので購入。500円。
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▼非売品のはやぶさのポスター。高校の時に、JAXAのY先生に無理を言って、いただいた。今も自分の部屋に飾っている。
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▼HAYABUSAの予告編



はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)
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2009年08月24日

星空のライブカメラ

星を見るのに雲は邪魔になる。普通なら毎回空を見上げて見えてるかどうかチェックする。でも天文台なんかは、屋上にカメラが付いてて、それで室内からチェックしたりする。しかもそれがインターネットで公開されている。他にも探せばいろいろありそうだけど、とりあえず身近な4つだけ公開。今から星を見に行きたいけど、行き先が晴れてるかのチェックにも最適だ。これを利用しない手はない。


西はりま天文台 Sky Monitor
http://www.nhao.go.jp/~guest1/skyobs/skyview.html
観望会や観測の時にチェックしているモニター。インターネットでも公開されている。ネットではよく分からないけど、星座はもちろん、天の川まで映せる感度。
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岡山天体物理観測所 SkyMonitor
http://www.oao.nao.ac.jp/weather/skymonitor/
今年6月にカメラが新しくなったらしい。ビックリするほど高性能。雲の位置もバッチリだ。ちなみにココに写っている雲が、約1時間後に西はりまにやってくるらしい。
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奈良県神野山のライブカメラ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~leopon/star/index.html
これはかなり最近公開されたもの。よく行く星見スポットだけにかなり便利。これも星が沢山写っているので、感度がよいのだろう。
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ウェザーニュースのライブカメラ
http://weathernews.jp/
日本各地に設置されている。ただし夜間は見ての通り真っ暗で何も写らない。昼間限定だ。でも薄明終了直前までなら、かなりの数のカメラで雲の様子が分かる。
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2009年08月07日

SDSSのプレート

とある公開天文台で、SDSS(スローン・デジタル・スカイサーベイ)のプレートがあった。近々展示予定らしい。これはアストロアーツが展示などの天文教育普及を目的に、100枚を無料配布している。その内の1枚だ。めずらしいものなので、せっかくなので撮影した。

このプレートの穴に光ファイバーを通じて分光器に通し、最大640個の天体のスペクトルを同時に測定するらしい。これで宇宙の大規模構造が分かる。観測が終わり、その役目を終えたプレートだ。


▼SDSSプレート配布、第二次募集のお知らせ - アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/news/2009/03/05sdss/index-j.shtml


▼穴がいっぱい開いている。思ってたよりも分厚くて、重たかった。
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▼裏側。なにやらマジックでマークされている。
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▼星図付き。これはしし座に位置してるらしい。
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▼(おまけ)皆既日食記念のガム。
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2009年07月22日

日食は・・・

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待望の日食がついにやって来た。いろんな人から見た?と言われるけど、見事にテスト中で見れなかった。始まる前と終わった後に見たけど、く・も・り。ダメだこりゃ〜。ってことで、全く見れなかった。ちなみに親は自宅から、最大食前とほとんど食の終わりに、雲を抜けて見れたらしい。

望遠鏡で撮影するためにフィルムなどを購入したけど、結局準備もせずじまい。せめて肉眼+日食グラスでは見たかった...。まぁでも天文というのは天気に左右される趣味で、仕方ない。悪石島とかまで行って曇られた人は、可哀想。仕方ないと言えども、やっぱり晴れて欲しい。

マスコミの報道は、予想していた以上に大きかった。かなり多くの人に、天文をPRする機会になったのではないだろうか。世界天文年は相変わらず知名度が低いままのような気がするけど、天文全体はこれからも盛り上がって行って欲しいと思う。

次の皆既日食は26年後だけど、好きが高じてその前に海外に見に行ってそう。まぁでもとりあえず次の部分日食に期待しよう!

上写真:毎日新聞09年7月22日夕刊 大阪



▼Googleのロゴも皆既日食に。
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完全ガイド 皆既日食
朝日新聞出版
武部 俊一
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日食に対するあくなき ...
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2009年07月17日

関西で日食を見るスポット!?

最近日食関連でHPのアクセスが急増してきた。その検索内容も「日食+スポット」といったものも多い。それで「関西の星見スポット」にもアクセスが急増している。始めはそんなこともあるのかぁ、と思っていたけど、あまりにも数が多いのでブログに書く事にした。ハッキリ言って日食なんてものは、太陽の見えるところであればどこでも見れる。肉眼で見る場合、スポットなんてあまり関係ない

日食の食分は、地域によって変わって来る。だけど関西内では、肉眼ではそこまで分かるほどの違いはない。だけど「日食+スポット+大阪 or 関西」なんて検索もかなりの数がある。これは大阪や関西内でのスポット選びに困っているのだろうか?意図することがよく分からない部分もあるけれど、そもそも日食の見方自体が今一分かっていない方が多いのではないだろうか?

星を見れる場所はどこですか?なんて質問はよく受ける。だけど太陽を見れる場所はどこですか?なんて質問は普通受けない。でも大阪で日食を見れる場所はどこですか?なんて疑問を持っている人はそれなりにいる。言っていることが分かるだろうか?自宅の日当りは悪いですか?1日中日陰ですか?太陽は見れないですか?都会だから太陽は見れないですか?

太陽の見れる場所なら、どこからでも日食を見ることができる。

あえてスポット選びを伝授するなら、見晴らしのいい場所に越した事はない。自宅の庭やベランダ、窓などから見晴らしよく見えるなら、自宅からで十分だ。自宅の日当りが悪いなら、近所の公園などは意外と視界が開けていたりする。太陽が見えるならどこでもよく、スポットがどうのこうのだの、あまり問題ない。ただ日食や天体は上空を見ているため、そっちに注意を惹かれる。足下や車、自転車などの安全が疎かになってしまうため、そういった点に注意して見る場所を選びたい。道路で見たり、そう言った事はできるだけ避けた方がよいだろう。できるだけ安全な場所が、日食の観望スポットだろう

そして一番言いたいのが、日食はスポット選びが一番重要ではない。それを見る道具が一番重要だ。下敷きやサングラスで見るなんてのは完全にNG!絶対に専用の日食グラスで見る事!日食グラスは可視光を2万5千分の1までカットしたりする。下敷きなどとは全く比べる対象にならない。特にかけ始めやかけ終わりなど、食分の少ない時はなおさら必要性を感じる。

また見やすさの面だけでなく、安全性にも問題がある。下敷きなどは赤外線紫外線を通過させるため、非常に危険だ。大丈夫だと思っていても、後から白内障などの報告が日食毎ごとに多数報告されている。日食は必ず専用の日食グラスを使用し、それ以外は絶対使用してはいけない。古い日食の観望方法は、今となれば全部間違っている。鵜呑みにしないように。

正しい見方で、日食をみんなで楽しもう!(^o^)/


▼以下に日食の参考サイトのまとめ。
AstoroArts − 2009年7月22日 皆既日食
世界天文年2009 − 日食観察ガイド
国立天文台 − 2009年7月22日皆既日食の情報


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VIXEN
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