2012年04月06日

上野公園の桜2012

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今年も桜の季節がやってきた。ちょうど1年前にもこの上野公園で桜を見た。就職して、東京に来てからあれよあれよと早くも1年の月日が経ち、桜を見ながら1年前のことを思い出していた。1年前は震災の直後とあり、花見自粛の看板がいたるところにあったが、今年は通常通りの花見に戻ったようだ。

今年は寒い影響もあってか、桜はまだ七部咲き程度。満開ではないけど、次の休みに行ける頃には葉っぱが生えてそうなので、何気にこれが始めで最後のチャンスだった。だけどこうやってみるとまるで満開。本当の満開であればさらに迫力があるだろうけど、これで十分と言えば十分なほどの見応えだ。平日の昼間だったけど、桜の下では花見客が花見をしており、「平日なのになんでこんなに人がいるんだろう...」というボヤキを何度も聞くほど人で溢れかえっていた。上野公園の桜の有名さがよく表れていると思う。

今年も桜の木に猫がいた他、屋台も沢山出店していた。あれだけ桜並木が続くと爽快としか言いようがない。転勤になってなければ、来年も来たいと思う。

そして上野公園に来た一番の目的は、もうすぐ1年間のフリーパスチケットが切れる国立科学博物館に行くためだった。目的は今回の特別展である「インカ帝国展」。マチュピチュ発見から100年らしい。インカ帝国は文字や車輪も持たなかったのに高度な技術を持っていたらしい。それらの技術や道具、ミイラなどが展示されていて、かなり良かった。

国立科学博物館の特別展はどれも中身がかなり濃い。一見ちょっと入場料が高いんじゃあ....と思うけど、中に入るとお値段以上の価値に毎回納得させられてしまうほどよい。世界各国のその道の博物館等から寄せ集められた展示を見れるので、日本で手軽に「本物」を沢山見られるのは国立科学博物館ならではだと思う。

このインカ帝国展はまだ始まって1ヶ月経たないのに、すでに入場者が10万人を超えたらしい。普通の博物館とは桁が違う。実際平日の昼間なのに、混雑しててなかなか展示を見れなかった。インカ帝国展は6月24日までやっているらしい。桜が散らないうちにダブルで楽しむのもよいだろう。自然や科学好きには、わざわざ足を運んでまでもオススメできるスポットだと思う。

国立科学博物館 特別展「インカ帝国展」


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▼インカ帝国展で買ったiPhoneケース。インカは文字を持たなかったので、このようなキープという紐が情報伝達手段やったらしい。 バックはA4のクリアファイル。
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2012年02月04日

東京オートサロン2012

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2月13日に、チューニング・ドレスアップの総合展示会「東京オートサロン2012@幕張メッセ」に行って来た。大阪で言う大阪オートメッセだ。ドレスアップカーが好きなだけに、東京モーターショーの何倍もこっちの方が楽しめた。

去年の大阪オートメッセは体調不良で行けなかったので、この手のイベントは2年ぶりになる。早くもハチロクがいろいろカスタムされていて、人だかりができていた。他にもイジりにくいと言われていたGT-R R35が思いっきりイジられていたのがビックリだった。他にも2000GTのEVが出展されていたりと、カスタムカーにもエコの流れなのか...と思ってしまう一面もあった。

やはり東京は大阪とは規模が違い、ショーの数や来客数も違った。ただ大阪に比べると派手さがないような気がしないでもない。あまりにも多種多様な出展だったので一概に感想を言うのは難しいが、1度で多数の分野を堪能できるのが大きな魅力だと思う。それにこの手のイベントは車好きでなくても十分楽しめそうなほど見ていて楽しい。モーターショーと違ってテンション上がりっぱなしなので気分爽快だ。

やっぱり車はイジってなんぼ。目立ってなんぼ。純正のままじゃ面白みがないとつくづく思う。



▼ハチロク
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▼BRZ
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▼会場の様子。
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▼フェラーリ。
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▼ベンツのなんやったか忘れた。
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▼GT-R
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▼塗装メーカーの。
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▼ジムニー
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▼ベントレー
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▼グランツーリスモ
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▼ハマーH1。
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▼初代フェアレディZ
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▼やんちゃなパトカー。
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▼ロードスター。
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▼スッカラカンのシルビア。
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▼オデッセイ。
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▼プリウスのキャンピングカー。
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▼LF-A
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▼電気自動車の2000GT。
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▼ホンダのデザインのデモ。
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▼DJやってる。
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▼ドリフトできるラジコン。実演もやってた。
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▼カスタムしたミニカー。
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▼いろいろお話中。後ろにはニコ生の画面。
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▼なんかいろいろ。
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2012年01月10日

東京モーターショー2011

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12月7日に、東京ビックサイトで開催された東京モーターショー2011に行って来た。モーターショーは4年前に行った大阪モーターショー以来で、2年前のモーターショーはリーマンショック後で出展を取りやめるメーカーが多かったので行かなかった。
この4年の間に劇的に車を取り巻く環境が変わっていると感じた。エコカーが多く、特に電気自動車は車の在り方そのものを変えてしまいそうで興味深かった。

インテックス大阪の大阪モーターショーもかなり広いけど、東京モーターショーは世界5大モーターショーと言われるだけあって、スケールが違った。大阪に比べるとショーの数が圧倒的に多く、まさにモーター“ショー"という印象を受けた。かなり端折りながら見たけど、全部回るのに6時間近くかかった。

今回は事前にニュースでもだいぶやってたけど、電気自動車が人気だった。特に日産のブースはかなり人気で、なかなか近づけない状態だった。車好きの多くは電気自動車には興味がないと思うが、日産リーフは車とは違うものなりそうだ。リーフを充電すると、一般家庭の2日分の電力に相当するらしい。だから電気料金の安い夜間にリーフを充電し、昼間にその電力を使うことも可能だとか。また停電時の非常用にも使用できる。このモーターショーは住友林業が住宅メーカー初のモーターショー出展で、リーフを使った家の在り方を紹介していた。今後家を建てる場合は電気自動車対応にし、車をはじめ電気を使う生活の在り方そのものを変えてしまいそうだ。

他にも慶應義塾大学が開発した電気自動車のバスは、タイヤの中にモーターが内蔵されている。その為エンジンの余計なスペースがなく、車内は完全にフラットな状態だ。エコ志向だけでなく、便利さも充実している。これほど車の在り方が変わると、車好きでない人にとっての「車は単なる移動手段」というセリフがなくなる日も、そう遠くはないかもしれない。

他にもトヨタのハチロクと、共同開発したスバルのBRZも人気だった。リーマンショック以降、日本はどのメーカーもスポーツカーや高級車を相次いで販売終了し、面白くなくなっていた中での新たな風だ。今やスポーツカーは高額で庶民の手には届かなくなった中、二百万円代という庶民的な値段も魅力だ。電気自動車ばかりでは面白くないので、こういった車があるのも面白い。

まだ電気自動車が普及する世の中は想像できないが、一気にその流れにシフトした今回のモータショーを見ると、やはり時代はそう変わっていくのだろう。新たな時代に期待する反面、車の楽しみが薄れる残念な気持ちがないこともない。



▼トヨタ86。
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▼トヨタの86と共同開発したスバルBRZのProud of BOXER。
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▼日産リーフ。
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▼三菱の電気自動車「MiEV」。
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▼マツダ鼓動。コンセプト。
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▼スバル ADVANCED TOURER CONSERT。
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▼TVニュースでもよく取り上げられていた、外装がディスプレイになっているトヨタのFun-Vii。チケット制ですでに配布終了していたので、遠くから望遠レンズで撮影した。
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▼トヨタのブース。ツッコミどころ満載なドラえもんが、モニターに映しだされていたのでパチリ。
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▼ダイハツpocp。
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▼トヨタLFA。
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▼LFAの中身。
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▼AMG C63。
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▼マイバッハ。
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▼メルセデス・ベンツ Aクラスコンセプト。次期Aクラスはこれに近い形で製品化され、よりスポーティーになり、安っぽいイメージを一新する狙いもあるのだとか。その分値段は上がるらしいが。
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▼メルセデス・ベンツの125周年を記念するF125。コンセプト。ハイブリッドにより、航続距離1,000kmを実現したとか。
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▼ポルシェは真顔な顔や特徴のある動きで、他とはオーラが違った。メーカーのブランドイメージがそのまま表れている。
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▼アウディのブースも凝っていて、車のデータが地面に書かれているというオリジナルのこだわり。
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▼BMW i8 Concept。
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▼MINI。壁にMINIを取り付けるなど、相変わらず派手な演出だ。
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▼ISUSZUの国産初の昭和4年製造の「スミダM型バス」。展示されていたのは、国内に現存する実走可能な最古の国産バスらしい。
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▼ISUZUのコンセプト「T-NEXT」。将来はこのようなデザインになるのだろうか。
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▼各種大型トラックの運転席に座ることもできる。目線の高さに驚いた。このような機会でなければ、なかなか貴重な経験だ。
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▼HYUNDAIの観光バス。写真は青色に照明が光っているが、カラフルに色分けができ、点滅等も可能でムーディーな車内を演出してくれる。日本車にはあり得ない演出だ。
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▼パリ・ダカールラリーに参戦した日野レンジャー。
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▼トラックもハイブリッドの時代。
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▼Cars
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▼慶應義塾大学の電気自動車「Eliica」。
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▼日本のナンバープレートの歴史。
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▼現在日本で使用されている主なナンバープレート。
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▼トミカの東京モーターショーオリジナルグッズ。記念に1つ購入した。
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▼国土交通相の衝突実験車の展示。車は日産リーフ。
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2011年12月17日

お台場で皆既月食

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12月10日の皆既月食は、お台場海浜公園で行われた観望会でスタッフをしながら見ていた。月刊天文ガイドが主催で、ビクセンが協力の皆既月食観望イベントだ。今まで皆既月食は天候に恵まれなかったので、皆既月食を見るのははじめてだった。

東京に来ても関東での観望会の協力依頼やお誘いもあり、天文の地域を超えての繋がりの広さを感じている。狭い業界なので、地域の広さはあんまり関係ないのだろう。とは言っても職業柄土日祝日は休みを取れないので、残念がらお断りしてしまうことが多くなっている。今回の皆既月食は土曜日だけど、なんとか早上がりさせてもらい、それから首都高速を飛ばして遅れて現地入りした。

事前に朝日新聞などに告知していたこともあり、やはりすごい人だった。お台場海浜公園はフジテレビの目の前で、レインボーブリッジがよく見えるスポットだ。さらにそのバックに東京タワーが見えていて、一度で二度楽しめる絶景ポイントだ。カップルや家族連れも多く、多くの人で賑わっていた。TV局のカメラも4、5台ほど来ていて、大手が観望会をやるとこうなるかと物珍しげに見てしまった。国立天文台の懸さんによる解説だったのも人気の大きな理由だろう。2時間以上ずっとしゃべり続けてたあの話術には、ただただ関心した。

後から聞いた話、この観望会はスタッフ不足だったらしい。みんな観望会より自分で見たり撮影したいらしく、私もはじめは家で1人で撮影する予定でいた。なのでスタッフとは言いつつも、しょっちゅう抜けて撮影してたので、ずっとスタッフをやり続けてたわけじゃないけど、まぁそれは横に置いておこう。人によっては「自分で見るより人に見せる方が楽しいとか胡散臭い」とか堂々と言う人もいるけど、そもそも観望会やりながら自分も見て楽しんでるわけで、それがなければそもそも観望会のモチベーションなんか続かないだろう。(と、個人的には思うけどね。)

今回の観望会では、ケータイやコンデジでコリメート撮影に挑戦するお客さんが非常に多かった。数少ない貴重な現象を留めておきたいのだろう。とは言ってもケータイでコリメート撮影するのはテクニックがいるので、皆さんなかなか苦戦していたけど。相変わらずキレイに撮れる機種とそうでないのに別れ、相性があるようだ。私が1回生の時にケータイ別の月の写真をまとめた(コレ)けど、あの当時に比べると、今の方が撮りにくくなっているように思う。スマートフォン別コリメート撮影の写真とか並べたら面白そうだ。(誰かやってみてくだいさねっ!)

皆既月食中は幻想的な月に見とれてしまった。けど、あれは望遠鏡で拡大してしまうと赤みが薄れてしまう。肉眼や双眼鏡で見るくらいが皆既中はよさそうだ。好みの問題もあると思うが、望遠鏡や大小いろいろある双眼鏡など、いろいろなバリエーションで見る環境が整ってた今回の観望会では、そういった事を確認することができた。お客さんの方も、そういった事を見比べながら考えられる環境だったのは良い点だと思った。

そんな感じで終わったんやけど、翌朝のNHKニュースで私がバッチリカメラ目線で映ってるのにはビックリした。他にもフジテレビのニュースを1つだけやけどリンク貼っておく。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00213309.html

話は変わるが、山梨県立科学館に設置されている夜空の明るさ観測するカメラで、皆既月食中の明るさの測定結果がある。これを見ると、いかに月が夜空を照らしているのかがよく分かる。余談やけど、これやってる方にお誘い頂いたわけで。
http://www.kodan.jp/sky_brightness_lunar_eclipse_20111210/

それにしても皆既月食は肉眼でも楽しめるので、日本中で多くの人が月を見上げたはず。なんで月が暗くなってるんやろう?なんで赤いんやろう?なんで次は3年後なんやろう?? なんて疑問を持ってもらえれば、もっともっと面白くなるのに。いろんな意味で。


▼バックにレインボーブリッジと東京タワー。右側の後ろ姿が、解説している懸さん。
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▼取材の様子。
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▼フジテレビ前。
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▼翌朝のNHKニュースに映ってるで。(゚д゚)!
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天文ガイド 2011年 12月号 [雑誌]
誠文堂新光社
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posted by ともや at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望会

2011年11月30日

奥多摩の紅葉と自然

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日本経済新聞に、駅やその周辺を紹介しているコラムがある。そこにJR奥多摩駅が紹介されていた。JR青梅線の終点で、東京で一番標高の高い駅だ。ちょうど紅葉が見頃とあり、休みの日に行こうと思いたって行って来た。電車ではなく、車で行って来たけど。事前に奥多摩はどんなとこかとまわりに聞いた所、あそこは東京ではないとの回答が。実際奥多摩は山の中で、東京にもこんなド田舎があるのかと思った。肝心の紅葉はかなりきれいで、多くの観光客や観光バスが来ていた。

まずはじめに奥多摩駅に到着。普通の駅とは違う、観光地ならではの味のあるデザインだった。あんな田舎だけど一応JR青梅線なので、JR中央線のオレンジ色の新しい車両がとまっているのはちょっとギャップのある光景だった。田舎には昭和初期やそれ以前のオンボロの電車が走っているイメージがあるが、やはりここは東京なのだろう。ひとまずここで路駐し、駅前の観光案内所で地図をもらって、紅葉の見所スポットを教えてもらった。

事前に調べて一番行きたかったのは、奥多摩湖の紅葉だ。行くと観光バスや遠方からのマイカーで駐車場は溢れ、その人気ぶりが伺えた。見頃シーズンから1週間ほど過ぎて多少落葉していたらしいが、まだ十分見応えのある光景だった。

続いて奥多摩駅の方に戻り、観光案内所で教えてもらった所有時間1時間ほどの遊歩道を歩いた。ここは駅から歩いて行ける距離で、電車で行く人には良いルートだろう。田舎のわりには駅から近いこともあり、駐車場が700円もすることにブツブツ言いつつ駐車した。この遊歩道は河原に降りることもでき、友達数人でワイワイ行けば結構な時間楽しめそうだ。ここの紅葉は遠くから眺める奥多摩湖とは違い、近くで見れるのでまた違った楽しみが味わえた。

続いて職場の人の教えてもらった日原鍾乳洞に行って来た。カーナビをセットせずに行ったので、行けども行けども辿り着かないことに不安を覚えたが、奥多摩は広いのでめ〜っちゃ離れた所にあってようやく到着した。やはり自然の産物は場所を選んでくれないので、すれ違うのが難しいような山道を走って行った。就職してから星を見に行ってないし、久しぶりの山道にアクセルの踏み込みが深くなる。横や後ろでスピード落とせとかギャーギャー言う人もおらず、久しぶりに爽快な気分だった。

この日原鍾乳洞は都の天然記念物に指定され、想像を遥かに上回るスケールだった。ハシゴのような濡れた階段を登ったり、自然を全身で感じることができる。行って気付いたけど、昔TVで見たことのある場所だった。紅葉のついでに何気なしに行ったけど、ただただ唖然とさせられた。あのすごさは行って体感しないと分からないと思う。

日が暮れてからは、また奥多摩湖に戻って天体写真を撮った。それはまた別にレポートすることにする。
奥多摩は東京から電車でも車でも気軽に行けるし、手軽に自然を楽しめるスポットだ。都会あり、自然ありの多彩な東京を感じさせられた1日だった。



▼JR青梅線奥多摩駅
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▼奥多摩湖
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▼氷川小橋
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▼多摩川
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▼日原川
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▼河原へ続く階段。ナゼかどれも途中で途切れてる。
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▼氷川渓谷遊歩道
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▼多摩川のなんちゃら橋
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▼日原鍾乳洞入り口
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▼日原鍾乳洞
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▼大広間
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▼石筍。1cm伸びるのに約130年かかるらしい。ちなみに天井からぶら下がる鍾乳石は約70年。
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▼写真では分かりにくいが、急な階段が続く。
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2011年09月13日

天文部に入る前に着目すべき点

私の経験を通して、高校や大学の天文部に入部する時に、着目すべき点を書きたいと思う。私の経験や見解なので偏りはあると思うが、1つの参考にしてもらえればと思う。

私は受験する高校を選ぶとき、天文物理部があるという、それだけの理由で受験した。天文部のある高校はそう多くないため、多少学力を落としてまでの受験だった。中学生までは一匹狼で天文をやっていたので、同年代と一緒にみんなで天文活動をできるなんて、ワクワクウキウキだった。同様に大学も学部で天文学を専攻でき、できれば天文部もある大学を選んだ。それで受験したのがあの大学と京都産業大学だった。

しかし言っちゃなんやけど、期待が大きかった分、残念な部分や期待外れな面があったのも事実だ。それは部の在り方の面もあるが、天文部を取り巻く環境も大きいと思うと思う。

天文部は夜間の活動のため、特に高校生の場合は親の同意書の提出が必要になる。また顧問や学校側の責任も大きくなるため、学校側も簡単に夜間の部活動を認められない部分がある。夜間に活動するということは、事実上一泊するということ。この点が、問題になることもある(詳細は過去の記事を参照)。

世間一般に夜間に活動する天文部の特殊な活動が周知されていない分、お上の理解や頭の柔らかさ、あるいは顧問の説得力が大きな鍵になる。私の高校では顧問が理事長に幾度となく交渉したものの、結局認められることはなく、夜間の活動ができない=星を見れない状態だった。ちなみに私の高校は屋上に天文ドームが2つもあったが、私が在学中に利用できたことは1度もなかった。その内の1つの西村製作所のドームは、立ち入りが認められたことすらなかった。学校が夜間の活動や、屋上の使用を認めなかったからだ。しかしシンボルのように天文ドームを写している学校案内のパンフレットを見て、まさか使用できないとはなかなか思わないだろう。

一方で学校側の理解を得ることができ、夜間に学校の屋上で観測を続けている高校もある。それらの成果を日本天文学会ジュニアセッションで発表してる学校もある。また学校を飛び出し、公共の天文台で観測をしている高校もある。私も高校時代、学校や顧問だけを頼りにしててはいけないと思い、とある天文台に直接交渉して観測のノウハウを教えて頂いたことがあった。そして半ば強引に顧問や部員を連れて、その天文台に教えにもらいに行ったことがあった。

多くの場合、天文活動をするにあたって二手に分かれると思う。普通の活動ではないから、そんなん無理と言うタイプ。それと天文部の特殊な在り方や、その必要性を訴えて交渉するタイプ。顧問や学校がどちらのパターンに属しているかが重要になると思う。天文部は一般に暗いイメージや、オタクなイメージを持たれることが少なくない。しかし行動力もなく、そのイメージ通りで活動していて、廃部寸前な部もあると聞く。一方で交渉を重ねつつ積極的に活動し、学術的に価値のある結果を出し、大きく名を知らしめている部もある。

体育会系の部活の場合、試合があれば授業があっても当たり前のように公休がとれる。しかし天文部で天文現象がある時は公休がとれない学校もある。私は高3の時に金星の日面通過があり、顧問に公休の申請を依頼した。顧問は学校に交渉してくれたが、結局無理だった。天文部は夜間の活動を認めなければ、昼間の活動も認めない。結局何が天文部?いつ星見るの?どうやって活動しろと?というのが私の高校の天文部の現状だった。一方で公休をとって観測に備え、そしてその結果を発表してる高校天文部もあるのだ。

高校と大学天文部に所属し、今となればいろいろ思うことはある。しかし少なくとも私の場合は、入部前まではそのような現状を知ることはなかった(確認不足と言われればそれまでだが、当時中学生の私は公休などそこまで頭は回らなかった)。単に天文を楽しみたいならまだしも、本格的に天文を楽しみ、そして学び、その道に進みたいような人には大きな問題になるだろう。ジュニアセッションの発表を聞きながら、私もあのような学校や顧問の元で学べたら....と思ったことは正直数知れない。

そこでこれから、天文部目当てで高校や大学を志望する人にはぜひ確認して欲しいこと。
・天文現象の時に公休をとれるか。
・天文部らしく、夜間に星を見れる機会が年に何回あるのか。
・個人で所有や使用は難しい望遠鏡等の機材を使用できるのか。
・顧問はもちろん、学校側の天文部としての夜間活動に理解があるのか。
・学内だけでなく、学外の天文活動。

これら全てを満たす高校天文部はなかなか難しいと思うが、知って入るか、知らずに入るかでは大きな違いだろう。学校説明会などで確認されるとよいと思う。本気で天文部に入部したいと思うのなら、イメージと現実のミスマッチを埋め、納得してから入学、入部されることをオススメしたい。
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2011年08月29日

パネリストをやった

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なんだかんだで4ヶ月以上ぶりの更新となる。大学1回生からブログをはじめて更新しなかった最高記録が1ヶ月ちょっとほどだから、相当更新していなかった。就職してからというもの、自分の時間の取れなささに、学生時代がいかに楽だったかを思い知らされる毎日を過ごしている。とは言うものの、忙しい中で限りある時間の使い方をよりいっそう意識するようになり、少なくなったもののぼちぼち天文生活は継続している。そんな中、8月7日〜9日に開催された、第25回天文教育研究会@名古屋市科学館でのテーマセッション「天文教育のニューウェーブ」にてパネリストをやってきた。

はじめこのパネリストの依頼メールが来た時、正直断ろうかと思った。既成概念を超えた新たな天文教育普及活動の可能性を探ってどうちゃらこうちゃらというコンセプトにはとても賛同したが、いくやくの星空がとてもその要望に答えられるとは思わなかったからだ。確かに同年代では活動している方に入るのかもしれないが、実際にはもっと上を行く方々も沢山おられる。そんな中でパネリストをやってもいいのかと思ったからだ。それにすでにメンバーの大半が大学を卒業し、今度の活動は未定というのもあったからだ。

私達は活動を続ける上で、2手のパターンに分かれることを感じている。どれほど活発に活動している団体であっても、公の場(学会や研究会)で発表を全くしない方々。それと積極的に発表する方々だ。地元で20年以上に渡って数万人以上を対象に観望会をしている同好会であっても、研究会などにはほとんど知られていない同好会だってあることも知っている。

発表しない方々の理由の1つに、観望会の対象は小学生や一般市民の方々であって、関係者に発表しても普及活動にならないというのがある。これらの考えをお持ちの方々は、大抵ベテランの方が多い気がする。人に頼らずとも、観望会のノウハウを十分にお持ちなのだ。世界天文年以降、草の根的な活動をまとめよう的な動きが湧いているが、実際にこういった方々をまとめるのは難しいのではないかと個人的に感じている。

話はそれたが、いくやくもさほど発表などに力は入れてこなかった。さっきの話のベテランという意味ではないが、身内の身内でなーなーでやっているので、話を大きくする気自体がそもそもなかったのだ。

しかし知らないだけでやっているグループもいろいろあるんやよ〜的な事も伝えられたら、なにかしらのいい影響もあるのでは?なんて思ったりして引き受けることにした。それに最近の若者の天文離れも浮上しているが、私の周りにも草の根的ながらも活動している人は沢山いて、年配方々の言ってる事とも多少ギャップがあると感じているのもあるからだ。

いざプレゼンしたものの、相変わらず中身のないものになってしまったのでこれで良かったのかよく分からないが、多少なりともよい影響を与える事ができれば幸いだ。
posted by ともや at 04:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 天文